セレブレーションとはお祝いという意味ですが、アメリカでお葬式=人生のセレブレーションという表現をよく使います。肉体は滅びても魂は永遠で、苦しみも痛みもない幸せな天国にいく。またこの世に与えられた人生を全うすることができたことを讃える。うまく表現できないですが、死は悲しいものではありますが、しばしの別れ、天国で会おうねっというお別れの壮行式みたいな感じでしょうか。訪問診療をしていて大往生される患者様に遭遇すると、家族も心穏やかに患者様の思い出を語りつつ天国に送り出すことができ、十分走り終えた完走者を讃える気持ちと同じような思いでいっぱいになります。ありがとうっておもいます。人の亡くなり方、家族の在り方はそれそれでそれそれの個性があり一人一人違うのです。毎度いろいろな学びもあります。