痛みのある患者さんと一緒にマインドフルネスについて話しました。一緒に瞑想について考えたんだけど、心鎮めてかすかなまわりの音に耳を傾け、美しい風景を思い浮かべる。それが痛みをやわらげる訓練になるということを一緒に考えたんです。すると、患者さんが「そうか!いままでの人生で楽しかった風景を思い浮かべればいいんですね。」一番の彼女の思い出の風景は海でした。それも、東北の三陸の海とのこと。津波でたくさんの命が失われた悲しみの海でもあり、きっと彼女の心の叫びと一致したのかもしれない。「え?南国の海じゃなくて東北の海なんですね。」「そうです。三陸の海は美しかった。」としみじみと。さて、わたしの楽しかった風景はなんだろう。ウミガメの泳ぐハワイの海もきれいだったし、沖縄の海もきれいだった。最近感動したのは積丹ブルー。娘のエミリーと行って、あまりにきれいでため息が出たよ。写真はアフリカの海。とっても広くって心まで大きくなる海でした。